志望動機書を書く時のNG項目

大学編入・大学院入試で「志望動機書(志望理由書)」の提出を求めてくるところがあります。


志望理由書とは読んで字の如く「なぜ、自分はこの大学・大学院に入りたいのか・入って何をやりたいのか」を記すものであり「現状ではそれはできない環境下にある。しかし、この大学・大学院に入れば自分はそれを実現することができる。そのためにこの大学・大学院を志望する」ことを主張するものです。

要は読み手が「ああ、なるほど」と納得し、「こういう理由ならうちを志望するのは最もなことだ。では、この受験生を入れる方向で検討しよう」と思える書類を作成しなければいけません。こうした書類を作成する時に気を付けなければいけないのは「読み手の視点」です。つまり「これは誰が読むのか? 読んだ人がどう思うか?」を考慮しなければいけません。

そう考えると、以下のようなことを記載するのはNGだと分かると思います。

★今の環境(大学や、会社など)への不満や愚痴を書く。(「周りの人間のレベルが低い」など)
★「資格が欲しい」「学歴が欲しい」「学歴コンプレックスを解消したい」のが動機と書く。

上記のようなことをわざわざ書くことは非推奨です。読み手にネガティブな印象を与える可能性が極めて高いからです。たとえこういう動機があったとしても、黙って自分のお腹の中に納めておいた方が無難です。

志望理由書を読むのは大学教授、つまり「研究を生業としているプロ、専門家」です。その人に対して「自分がそのプロの研究室に所属して勉強・研究に従事する」理由が上記の類のものだと言うのは、配慮に欠けていますし、「客観的な視点が欠けている」と判断されても仕方ありません。

わざわざ書かなくても、この辺りの要素が受験動機にあるのではないか?と思われた受験生は、黙っていても面接でそれとなく聞かれる可能性が高いです(ですから「相手を納得させるこの手の質問をされた時の前向きな回答」を面接用に考えておいた方がいいかもしれません)。

大切なのは「ネガティブな印象を与えず、説得力のある説明をきちんと考え、自分の言葉で書く」事だと思います。大学側が知りたいのは、借り物の言葉ではなくて、その受験生独自の言葉による動機だからです。