志望動機書の書き方(学生編)

編入・大学院入試問わずたいていの大学で提出が求められるのが「志望動機書(志望理由書)」です。この書類では「自分は、なぜこの大学でこの学問をやりたいのか」を論理的に・説得力を以って述べることが求められます。

この「なぜ」の部分が志望動機書のキモであり、その人独自のオリジナリティが求められます。「なぜ、その大学で学びたいか」はその人の中に、その人の言葉で存在しているからです。面接官の教授も当然ここを重視します、もしあやふやだったり研究室が欲しい学生像とズレていると落とされてしまう可能性が増すでしょう。

では具体的に、何をどうやって書いたらいいのでしょうか。前述のとおり「これが唯一の正解!」というものは存在しえませんが、大体下記のような構成で考えると書きやすいと思います。

  • 起・・・「自分は、どの学問に興味があるのか」「自分がやりたいと思っている学問の魅力」など
  • 承・・・「その学問に興味を持ったきっかけの出来事」「入学してからそれをどう勉強・研究したいのか」
  • 転・・・「その学問をやるために志望先の大学を選んだ理由」「なぜその大学でなければいけないのか」
  • 結・・・卒業後の展望。学部編入なら院へ行きたいか。大学院修士課程なら博士課程へ行きたいか。それはなぜか。

気を付けなければいけないことは「まず、自分がやりたい学問ありき」で「それをやるためにこの大学が最適だと感じる理由がある」ということが違和感なく説得力を以って論理的に相手に伝わるようにすることです。

また、書かない方がいいのは「かつてこの大学の一般入試に失敗したリベンジ」「有名大学の学歴が欲しいから」などの読み手にネガティブな印象を与えてしまう情報です。実際、こういう理由が志望動機にある受験生も多いのですが「読み手がどう感じるか」「面接官の教授が何を望んでいるのか」を念頭に置くと、こういうことを迂闊に書くのはマイナスにこそなれプラスにはならないと分かる筈です。

書くにしても「こういう研究を自分はやりたいが、そのための環境としていろいろ調べた結果この大学が大変魅力的だと判断したから」などの書き方をするべきです(そして当然こう書いたら、魅力的だと判断した根拠も用意しなければなりません)。

志望動機書で重要なのは、「この学問を学びたい」という意欲を前面に出すことを意識して書くことです。もし「こういうことを学びたい」という動機が薄いのであれば、今一度サイトやパンフレットを見るなり大学に直接足を運ぶなどして情報収集したりもう一度「本当に行きたいのか」を自分に問い直すことをお勧めいたします。何故なら、本当は大してやりたくもないのに合格してしまうと「さほど興味のないものを2年~3年毎日やらなければいけない」からで、入学してからとても辛いことになるからです。