想像する前にまず調べる

受験勉強をスタートした時点では、受験生にはほとんど何も見えていません。まさに五里霧中の状態であり、志望する学校や専攻はおろか、まず何をしたらいいか、参考書はどうしたらいいのか等々、分からないことばかりだと思います。

なぜか、多くの人はその段階であまり調べないで、想像で「多分こういうものだろう」と決めつけて大切なことを確認しません。思い込みで勝手にあきらめている人が結構いらっしゃいます。

例えば「大学院に行きたいと思っているんです」という方に「志望校はどこですか?」と質問した場合、「東大の大学院です」という回答はまず返っていません。そういう方に「ところで東大の大学院はどうですか?」と質問すると「えっ。考えてもいませんでした」と言われます。

勿論、志望する専攻によって難易度は全く異なるので一概には言えません。しかし「ためしに調べてみたら、意外と行けるかもしれないと感じる」場合が往々にしてあるのに、これは大変勿体ないです。

多くの人は圧倒的な情報不足の状態で「自分には無理だろう」と勝手に思い込むと、それ以上その事を調べません。

ここで過去問を見てみたら「あれっ?意外と簡単かもしれない。ちょっと頑張ったらいけるかもしれない」と思うかもしれないのに、調べないので当然それ以上、可能性を考えません。

実際、私も東大の大学院を受験する前、過去問を実際見てみるまでは「東大の大学院なんて、どんなに難しい問題が出されるのだろう?」と戦々恐々としていました。

でも実際にドキドキしながら過去問を見たときに思ったことは「あれっ?何これ。特に英語が簡単すぎる。これなら、行けるかもしれない。全然現実的な選択肢だ」ということです。恐怖に囚われた妄想は、情報を得ることにより一瞬で消すことができます。

大抵の人は「東大の大学院なんて、どんなに難しい問題が出されるのだろう?」で終わってしまいます。つまり、調べる前にまず想像して、勝手にあきらめてしまいます。

お金がないから、大学に行くなんてとても無理だろう・・・と奨学金について調べない。

学力が低いから、そんなにレベルの高い大学や大学院には行けないだろう・・・と調べる前に勝手にあきらめる。

会社に行きながら大学院なんて無理だろう。いつか時間ができたら・・・と自分の中で何となく完結して調べるというアクションまでいかない。

これらは、全て順番が真逆です。何でもそうですが、想像する前にまず調べるべきです。

よく言われることですが、恐怖の原因は情報不足です。人間は「知らないから恐怖に煽られる」生き物です。しかし実際に調べてみると「意外と現実的だ」「やれば出来るかも」と思う可能性が非常に高いです。

ぜひ、編入や大学院入試という未知のものに取り組むのであれば、何事につけても調べる前に想像するのではなく「どういうものなのだろう?」「どうしたら入れるのだろう?」と想像する前にまず調べる癖をつけてください。

そうした行動を繰り返していると「なるほど。出来るかもしれない」「こっちは無理だが、あっちなら行けるかも」と思う可能性が極めて高くなるはずです。