返済不要の奨学金は、社会人学生も給付対象

奨学金と一言で言ってもいろいろと種類があり、各奨学金団体ごとに金額も規定も千差万別です。
今回は各大学・大学院による奨学金、“学内奨学金”についてご説明します。

これは読んで字のごとく、各大学が、その大学に所属している学生のためだけに給付(または貸与)する奨学金です。一つの大学に一つだけではなく、沢山の学内奨学金があります。

早大を例にとると、

早稲田大学が独自に設置している学内奨学金は、おおよそ100種類
そのすべてが返済不要の【給付】奨学金で、学外奨学金(日本学生支援機構や民間団体等)との併用が可能となっています。
(引用元:https://www.waseda.jp/inst/scholarship/aid/programs/

となっています。より詳しく具体的に早稲田の学内奨学金の内容を知りたい方は下記よりご確認ください。

早稲田大学独自の奨学金(学内奨学金)

給付型(返金しなくてよい)学内奨学金というと「社会人から大学に入った学生は対象外だろう」と思う方もおられますが、全くそんなことはありません。実際、私は社会人を経て早稲田大学の文学部に学士編入しましたが、大学4年生の時に「津田左右吉奨学金」という早大独自の給付型学内奨学金をいただき、4年生の学費の半分はこれで賄えました。

また、私の専攻は東洋哲学です。いわゆる一般的に「つぶしが利かない」というか「社会に出て使える学問領域ではない」というイメージの学問領域です。しかし、そのような学問領域で学ぶ、しかも社会人学生でも奨学金をいただけるチャンスはありました。ぜひあきらめずに入りたい大学・大学院の奨学金を調べてみると良いと思います。

またどの大学でも、ある特定の学部・研究科だけしか対象とされない奨学金も多いです。奨学金について調べる時は「自分の行きたい学部や研究科」をはっきりさせてからの方がよろしいと思います。結構細かく「この研究をしている学生でないと対象外」と規定されている奨学金は多かったと記憶しています。

例えば立教大学の大学院にキリスト教学研究科というところがありますが、以下のようにこの研究科に在籍する学生のみが対象となる奨学金があります。

本研究科独自の奨学金として、「ウィリアムズ奨学金」「菅円吉記念奨学金」「高松孝治記念奨学金」「カナダ聖公会記念奨学金」を設置しています。これらに加えて、学内全体の給与奨学金、学会発表奨励金、学術推進特別重点資金等の制度を利用することが可能です。

(引用元:https://www.rikkyo.ac.jp/academics/graduate/kiriken/

このように、「ある特定の学問を勉強・研究している学生だけが対象となる」奨学金はとても多いですしかし、大体どの学部・専門分野も何かしらの奨学金の対象になっています。「自分は全ての給付型奨学金の対象外だ」ということはまず無いのでご安心下さい。往々にして非常に限られた範囲の学生が対象になっているというだけです。

「自分が行きたい学部・専門分野」「志望大学」を決めて、「自分の生きたい大学の、行きたい学部・専門分野が対象になっている奨学金はどれか」を調べると無駄がないと思います。