「いつか大学で学びたい」と思っている社会人へ

私が社会人を経てから大学院生になったことを言うと、老若男女問わず結構な確率で社会人の方に「いつかは私も大学で学びたいと思っているのです」というようなことを言われます。

サラリーマン・専業主婦・個人事業主から会社役員の方まで、上記のようなコメントをされる社会人の層は幅広いなといつも思います。
では、一体いつがその「大学・大学院に進学する時」なのか? というと、これは一概には言えません。時間の問題と環境の問題があるからです。

それから「その人がどれくらい本気で大学に行きたいと思っているか」に、大変依存します。

多くの人を見ていて一つ、はっきりと言えることがあります。心のどこかで「いつか、時間が出来たらやりたいなあ」と思っているだけで、実際には特に何も準備や情報収集をしていなければ「いつかという日は永遠に来ない」ということです。

何でもそうだと思いますが、ただ漠然と「欲しい」「なりたい」「行きたい」「やりたい」と思っているだけでは、いつまでたっても実現確率は低いままです。

私の周りで実際に社会人を経て大学に来られていた方は全員「仕事をしながら継続的に準備・情報収集・受験勉強をしてきた」人だけでした。逆に、いつまでたっても進学を実現できないのは「口では行きたいというけれど、実際の行動が伴っていない」方です。これはつまり、「大学に入ること」を現実のものと捉えて準備しているか否かということです。

漠然と大学に行くことにあこがれがあって、いつかは行けたらいいなあと思っていたら、何となくいつの間にか憧れの大学の学生になっていた!・・・という人は、少なくとも一人も知りません(というか私の経験上、そんなことはありえないです)。

永遠に生きるというのなら「いつかは」でいいと思いますが、寿命には限りがあります。人間である以上、体力や気力には年齢という時間制限がついているはずです。

「いつかは」と思っているけれど、その「いつか入る大学のためのアクションや情報収集」を日頃なにもしていないなら「いつか」は永遠に来ないと思います。ちょっと何かやってみたけど、すぐやめてしまった、というのも同様です。何事も、積み重ねなければ、積みあがりません。

よく言われることですが、「ちょっと散歩に出かけてエベレストに上った人はいない」です。

「エベレストに登る」ためには綿密な情報収集や鍛錬、道具の準備などが必須なように、もしも本気で「いつかは大学で学びたい」と思っていらっしゃるのであれば、具体的に何らかのアクションを起こしたり計画を立てたりリサーチをしたりなど、必要なアクションを少しづつでも開始・継続されることをお勧めいたします。