受験情報を調べる際に見落としがちなポイント

大学編入・大学院進学を考える場合、理系文系・大学編入・大学院進学問わず何はなくともまずしなければならないことは過去問の入手です。

参考記事:受験勉強を始めたら、最初にすべきこと

他にも勿論すべきことは色々ありますが、今回の記事では過去問の入手以外で、見落としがちだけれど必ず一度は確認しておいたほうがいいことについてご説明します。

「見落としがちだけれど必ず一度は確認しておいたほうがいいこと」・・・それは、志望する大学の志望する専門の「アドミッション・ポリシー」に目を通すことです。アドミッション・ポリシーとは簡単に言うと「この大学のこの専門が求めている学生はこういう人です」というものです。企業で言うところの「弊社が求める人材像」に当たると思っていただければわかりやすいでしょうか。

たとえば立教大学のアドミッション・ポリシーは以下の三つに大まかに分かれています。

このうち、一番上の立教大学入学者受入れの方針(学士課程教育)のページを見てみると下記の記載があります。

立教大学入学者受入れの方針(学士課程教育)
立教大学は、「立教大学の使命」「教育の理念」「教育の目的」に賛同し、正課教育および正課外教育において積極的に学ぶ意志があり、学士課程を4年間で修了するために必要な資質・能力を有する学生を求めています。(中略)

立教大学の使命

キリスト教に基づいて人格を陶冶(とうや)し、文化の進展に寄与する。

教育の理念

大学の学士課程においては、建学の精神である「Pro Deo et Patria(神と国のために)」に基づき、「普遍的なる真理を探求し」(Pro Deo)、「私たちの世界、社会、隣人のために」(Pro Patria)働くことのできる「専門性に立つ教養人」を育成する。

教育の目的

「専門性に立つ教養人」を育成するために、以下のような4つの目的を掲げ、これらを統合した教育を実践する。

知識

専攻する学問領域の「知」の体系を批判的な検証をふまえたうえで理解し、専攻分野以外の学問領域に関して幅広い知識を習得することが可能な教育。

技能

「知」を検証・獲得・活用するために必要な具体的なスキルを習得することが可能な教育。とくに、学習および生活の場面において、ICTツール、日本語を含めた3つの言語なども用い、調べ、考え、まとめ、発表し、議論することができるようになるための教育。

態度

地球および地域社会の一市民として、高い公共性と倫理性を持ち、異なる文化・ジェンダー・しょうがい等に対して自らに内在している偏見に気づいて修正しつつ、異なる価値観を持った人たちと協働してプロジェクトを遂行できるようになる教育。

体験

インターンシップ、キャリア教育、ボランティア活動、クラブ・サークル活動、正課外教育プログラム、といった様々な学習体験・社会体験ができる学習機会の提供。

(引用元:http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/philosophy/programs/admission_policy/bachelor/

上記のアドミッション・ポリシーを基礎として、各学部ごとにもアドミッション・ポリシーがあります。
参考:立教大学の各学部の入学者受入れの方針

これらを確認することで「立教大学が求める学生像」とはどういうものかを把握することができます。なぜ、この確認をした方がいいかというと、自分自身をアピールできるポイントが増えるからです。

例えばこのアドミッション・ポリシーを読めば「立教大はキリスト教に基づいてこういう教育を行って、こういう学生を育てようとしている大学なのだな」ということが把握できると思います。そのうえで申請書類を作成したり面接を受ければ、大学側に「ああ、この受験生はちゃんと調べているのだな。分かった上で発言しているな」というアピールができるようにます。つまり、就職活動をする前に志望する企業の研究をするのと同じです。

勿論そこまで過剰に意識する必要はありませんが、アドミッション・ポリシーを一読して「なるほど、自分が志望するこの大学のこの専門は、こういう学生を求めているのだな。自分は先方が欲する学生像に当てはまっているだろうか?」と少し考えてからアクションすることはメリットにこそなれ、デメリットにはなりません。