日本学生支援機構の奨学金(1種)を利用する

大学や大学院に進学したいけれど、資金が不足している・・・という人のためにあるのがおなじみの奨学金です。

奨学金と一口に言ってもいろいろ種類がありますが、特にメジャーなものが日本学生支援機構(JASSO)です。日本育英会と言った方が聞き覚えがある方がおられるかもしれません。日本学生支援機構は、旧日本育英会や学友会など複数の組織が合併して作られた独立行政法人です。

これは、

大学院・大学(学部)・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)で学ぶ学生・生徒を対象として、第一種奨学金(無利息)・第二種奨学金(利息付)を貸与しています。

(引用元:http://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/flow.html

というものです。無利子と有利子の二種類があります(国内向けのものは貸与のみ)。利子が付く・付かないは、提出書類で決定します。

ちなみに「お金がない」と言うのが口癖になっている人ほど、きちんと奨学金の事を調べない傾向にある気がします。実際「ある分野の勉強をしたくて、社会人を辞めて大学に入りなおした。ただ、お金がなかったので通信制に入った」という方とお会いことがあります。

「資金がほぼゼロだったとしても、入学金分くらいは用意して、あとは無利子の育英会の奨学金を借りてそれを学費に充てよう等は選択肢になかったのでしょうか?」と聞いたら「育英会の奨学金? そんなものがあるのですね。初めて知りました」と言われました。

また、別の機会に全く別の方が学費の相談に来られたので奨学金を借りたらどうでしょうか? とアドバイスしたところ「借金を背負うと精神的負担が多そうなのと、怖かったのでやめました」と言われたこともあります。これと似たようなことは早稲田大学の学生にも言われたことがありますが「貸与の奨学金=借金=返せないと怖いからしてはいけないもの」という図式は誤りだと思います。

ちなみに私は社会に出て就職する前に通った大学の4年間全部、日本学生支援機構の奨学金(1種)を借りていました。その後結構長い間、いわゆる「正社員」の地位ではなかったですし、かつ実家住まいでもなくアパートで一人暮らしでした。しかしその生活が「毎月の奨学金の返済で圧迫されている」と思ったことは一度もありません(そりゃ、この支払いがなければ楽だなーとは思いましたが(笑)。

マスコミが非常に意図的にこの問題を取り上げたことがあるので多くの人が「恐怖心」を煽られたと思いますが、現実問題として毎月1~2万前後の金額をコツコツ返せばいいだけですし、実際に多くの奨学生はコツコツと返済をしているはずです。

日本人は学校で「お金についての教育」がされていないので、「お金を借りる」というと拒絶反応が出てくる方が結構おられるのですが、実際のところ日本学生支援機構の奨学金は、「お金の不安があるなら、借りておくと大学生活が楽になる」ものです。特に1種(無利子)なら、返済に何十年かかろうと、利子が全くつきません。自分が使った分のお金だけをきっちり返せばいいだけです。

あまりマスコミの流す偏った情報に影響されずに、冷静に日本学生支援機構のサイトから情報を得て検討し、うまく利用したほうがいいと思います。

いつもありがとうございます。