受かるか落ちるかは、最初の段階である程度分かる

何年も、いろいろな年齢・いろいろな試験の受験生を見てきてつくづく思う事があります。
それは

受かるか落ちるか、つまり結果を出す人か出さない人かというのは学力ゼロの段階でもある程度分かる

ということです。

これは別に大学・大学院受験に限ったことではないです。なぜかというと、「結果を出す人と出せない人って、ゼロスタートの時点で大体わかる」というのは、勉強に限らずいろいろな人が異口同音に言うことだからです。

例えばとある士業の先生と「試験で結果が出せるタイプ・結果が出せないタイプ」の話をしたら「ああ、それは私の持っている資格の試験でも同じですね。試験で結果が出せない人間というのは年齢は関係ない。できない人はいくつになってもできないパターンを繰り返す」と言われたことがあります。

また、全く別の機会に全く別の場所で全く別の話をしていた際のことです。
「受験生で結果を出す人と出さない人というのは、学力関係なく、最初である程度分かるものですね」というようなことを話したら、受験とは全く関係ない分野でキャリア数十年のベテランの方に「それは仕事でも同じだよ。スタート地点である程度はその人が成功するかしないかは分かるものだ」と言われました。

ちなみに私が感じる、受験で結果を出す人・出さない人の決定的な違い3つは以下です。

(1)結果を出す人は、始める前に「熱い意気込み」を語らない
「自分はこの受験に受かって、必ず人生を変えて見せます!」「狂ったように死ぬ気で毎日10時間勉強して合格します!!」「これからが自分の全力です。本気で人生の巻き返しを図っていきます!!!」という宣言をSNSやブログで書く人がいます。
しかしこれをやると結果を出していない段階で「変に満足してしまう」のでやめたほうがいいです。ちなみに私の個人的な経験では「本気でやる気モード」の時というのは、こういう宣言を不特定多数に向けて言う精神状態ではないです。

(2)結果を出す人は、素直さを持っている
結果を出す人はとにかく素直です。「へえ、そうなんだ」と思ったらまずやってみます。結果を出せない人は「いや、でも」「自分のやり方は」と言って素直にアドバイスを聞けませんし、変化を拒みます。結果を出す人は「とにかくまずやってみる」人です。やる前から「そのやり方だと、こういう状況の時はどうしたらいいのですか」という質問はしません。これに対して結果を出せない人は言われたことに対して「素直にやってみる」ということができません。妙なアレンジをしたり、最初からやれと言われても「最初の部分は分かっているから」と途中から始めたりします。

(3)結果を出す人は、自分の頭で考える
上の(2)と矛盾するように見えますが、私の観察では結果を出す人は上手に(2)と(3)を使い分けます。自分の頭で考える姿勢があるかないかはとても重要です。これに対して結果を出さない人は「自分の頭で思考する」ことを脊髄反射で拒絶する人が多いです。「失敗するのが怖いので、必ず成功するやり方を教えてください」というスタンスです。

結果を出せない人は(これは実際にそういう質問をされたことがあるのですが)「○○大学の○学部の試験問題を、大設問の何番目からどのような順番で解けばいいか。詳しく全部教えてください」と聞いてくる「思考放棄」タイプです。しかし「いかに自分の頭で考えないで済ますか(自分で思考した結果、失敗するくらいなら他人の考え鵜呑みにして成功したい)」ということに意識が行っている間は、正直申し上げて成功は遠いでしょう。なぜなら、人のやり方はその人のやり方であって、自分のやり方ではないからです。

なお、私の観察では上記(1)~(3)ができるかできないかは年齢は関係ないです。
高校生でも見事なほどこの心構えができている方もいれば、社会人でも「試験問題を見ても解答を見てもどうしてそういう答えになるのか分からないけど、とにかく解答を丸暗記して試験に臨みたいと思います」と言ってくる方もおられるからです。

そのような状況を見るにつけ正直、心構えはセンスなのかなという気もします。しかし「できる人のやり方を真似る」という”素直さ”を持つだけで、大部分はカバーできると思います。なぜなら、上記の(1)~(3)はその気になってやろうと思えば誰でもできる、特に特殊な技術が要らないものばかりだからです。

いつもありがとうございます。