大学院の修士課程?博士課程?

大学や大学院というのは、各学校ごとに比較的自由な定義でいろいろな単語を使います。また、同じことを研究している学科や専攻に大学によって全く違う名前を付けたりします。このため、東大の大学院に3年もいた私でもいまだに大学発の「聞きなれない単語」というのに遭遇します。大学・大学院特有の概念のすべてを理解するのは、正直あまり生産的ではありませんしそもそも不可能だと思います。

例えば、大学院には修士課程というものと、博士課程というものがあります。

大学院という言葉だけでも聞きなれないのに、「修士課程」「博士課程」「博士前期課程」「博士後期課程」とか言われると多くの人は混乱してしまいます。ちなみにこれらの単語の簡単な意味は以下です。

★修士課程・・・大学を卒業した後「大学院で学びたい」という学生が進学するところです。大学院修士課程と言います。「博士前期課程」という大学院もあります。通常は2年です。

★博士課程・・・大学院の修士課程を修了し「もっと研究したい」という学生が進学するところです。大学院博士課程と言います。「博士後期課程」という大学院もあります。通常は3年です。

「修士課程」「博士課程」という単語を「博士前期課程」「博士後期課程」という言葉で言い換えている大学もあります。
つまり、「大学院修士課程」ではなく「博士前期課程」と、「大学院博士課程」ではなく「博士後期課程」と表記する大学院があるということです。さらに言うと博士課程はイコール博士号を持っているという意味ではないので、余計にややこしくなります。

私が在籍していた東京大学大学院は「修士・博士」という言葉を使っていましたが、東北大学大学院や青山学院大学大学院などではサイトで「博士前期・博士後期」と表記していました。つまり私立大学だからとか国立大学だからという括りではなく、本当に大学院ごとに表記が異なります。

このような表記のあいまいさというか不統一が、一般人やまだあまり情報収集していない受験生を混乱させてしまうのですが、実際は言葉が違うだけで中身は同じだと思っていただいて差支えないです。

なお「学士」というのは4年制大学を卒業した方が授与される学位です。

「学士」「修士(または博士前期課程)」「博士(または博士後期課程)」という単語は大学院の募集要項で頻出するので、ぜひ今一度ご確認いただければと思います。

いつもありがとうございます。