『最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」』

受験勉強を独学で「合格」まで持っていくには?



こんにちは。社会人大学院入試のシンナビ代表・小田恵美子(@mi_dorino)です。

最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」

塾や予備校などスクールの利用なしで、独学によってどうやって勉強するか?

・・・について、社会人読者を意識して書かれた勉強ノウハウ本です。

この本を最初に読んだ時「なんだか妙に自分の勉強法や考え方と似ているな・・・?」と思いました。

が、良く考えたら、それは当然でした。

受験勉強を始める前~始めた初期の段階で何冊か勉強法の本を読んで、大まかな勉強ノウハウを仕入れるのは受験対策のセオリーです。

私もご多分に漏れず大学院入試の受験勉強をする前、この著者の本2冊を参考にやり方を完コピ(完全コピー)の勢いでとりあえず真似していました。

特に英語の学力が伸び悩んでいた時、この著者の当時の既刊2冊分情報をつなぎ合わせ、ちょっとアレンジした勉強法が英語の学力向上の突破口になりました。今でも感謝しています。

『最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」』では、社会人読者にフォーカスした上でさらに内容がアップデートされていました。仕事しながら勉強しなければならない方には、特に参考になるでしょう。

ちなみに受験進路相談に来られる受験生には、今でも参考図書として当時私が参考にしていた本をお勧めしています。

社会人が試験勉強前に考えるべき大事なこととは?

これは勉強というか、もっとその前のライフプランとかキャリアプランの話になってくるのですが、受験勉強というのは手段であり、試験合格はマイルストーン、いわば通過点です。社会人は特に、この意識が重要です。

「長期的に目指しているもの」のために目の前の勉強をするという意識があると、学習モチベーションを保ちやすいです。とくに受験勉強というのは長丁場で、やる気を如何に持続させるかは大事なポイントになって来ます。

『最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」』の中でも「人生50年計画を立てる」ことを推奨しています。

長期目標から逆算して「今からやろうとしている・今やっている勉強には大きな意味がある!」と実感しているかいないかは、長丁場の試験勉強のモチベーションを大きく左右します。

まずは大雑把でいいので「人生を長期的に俯瞰して、自分がどの方向に進みたいか」を一度じっくり考えてみることが大事です。さらに試験期間中は定期的に、出てきたアイデアを見直し・変更・アップデートする時間を取るのが個人的にお勧めです。

独学が挫折しやすい最大の理由は?

塾や予備校を使わず、参考書だけで独学するという勉強法は「気負わずに、すぐ始められて」「受験勉強のコストも抑えられる」という非常に魅力的な特徴があります。

しかし、独学での試験勉強が失敗する理由も、この二つが原因です。「気負わずに、すぐ始められて」「受験勉強のコストも抑えられる」というのは「リスク・プレッシャーが無いのでいつでも止められる・いつの間にかやらなくなる」という危険をはらんでいます。

一般的な人間の意志というのは、そんなに強くありません。「やらなければいけないという強制力がない」「止めてもさほど痛みを感じない」勉強は、往々にしていつの間にかやらなくなります。

なぜ一般的に塾や予備校に通った方が合格率が上がるか?というと・・・私の経験と観察では

(1)「行かなければならないという強制力があり、行くことによって自動で受験勉強のペースが生まれる」
(2)「学費を払うという痛みから、払った以上は行ってモトを取らなければという意識が生まれ能動的に学習しやすくなる」

からです。

「強制的にやらされる環境下にない」→「いつの間にかやらなくなる」→「試験勉強が自然消滅して中断する」「消化不良で知識が不安定のまま、試験当日を迎える」というパターンは独学が失敗する黄金パターンです。

独学でなにがしかの継続学習をしなければならないなら、この黄金パターンを防ぐ策を講じなければなりません。

「いつの間にかやらなくなる」状態を防ぐノウハウが、最初から必須だということです。受験生は「今からやろうとしている・今やっている勉強には大きな意味がある。何故なら○○だからだ!」と強く思える動機を持つ必要があります。

「なぜ自分は勉強するのか?」という問いに対する強い動機があること、動機を思い出した時に「勉強しよう!やらなければ!」と心を新たにすることは独学を成功させるためには不可欠です。

なお、私は大学院入試の試験勉強をしていた期間ほぼ毎日「受験動機」を確認する時間を勉強前に取っていました。

塾や予備校を使わずに大学院入試で合格できたのは、このアクションを習慣化していたことが大きく影響していたと今でも思っています。

今回ご紹介した本の中でも書かれていますが、勉強を継続させるためには人生を長期的に見て「そのために自分は今勉強をしている」という主体性・当事者意識を持つことは何よりも大事だと思います。