社会人が大学に行くベストなタイミングとは

「いつかは大学に行きたい」はいつ実行するのがベストか

高卒で社会に出たけどやっぱり大学に行きたくなった、専門学校に進学して就職したけど大学がずっと気になっている、短大に行ったけれどやっぱり四大(四年制大学)にこだわりがある、大学を一度は卒業したけど真面目に勉強しなかったのでもう一度勉強し直したい・・・。

一口に社会人の大学進学と言っても、いろいろなバックグラウンドの方がいます。全ての人に平等なのは「24時間は誰にもみな平等に訪れて、同じ速度で過ぎ去っていく」という点くらいではないでしょうか。

すると当然、「社会人がいつ大学に行くか」も人それぞれ千差万別になるはずです。

各人にとってベストな進学のタイミングとは一体いつなのでしょうか。

個人的な経験と周りの社会人進学者を見ていて思うのは「今なら行けると思った時」「環境や様々な条件によって、『行かざるを得ない状況』になった時」「自分の中の『行きたい』という気持ちが強烈になった時」などです。

むかし早稲田大学のキャンパスを歩いていた時、明らかに社会人学生(60代)の男性がたまたま目に入ったことがあります。

この方に「どうして今、学生をやっているのですか?」と聞いてみたら「大病をして、自分の人生を考え直した時に、大学に行くという選択肢が浮き上がってきたから」とおっしゃっていました。

ちなみに私の場合は病気ではなく、地震がきっかけでした。

大きな地震を経験した時に「これで天井が崩れて落ちてきたら、多分私は死ぬわけだけど、最後に何を考えるか?」と考えたら「大学で中国古典を勉強しなかったことを後悔しながら死ぬな」と思ったので受験勉強を始めました。

当時はフルタイムで仕事をしていましたが、とりあえずその日の仕事帰りに参考書を買いに本屋に行きました。

進学のタイミングは千差万別で人によって全く違う

勿論、こうした「自分で制御できない要因」だけが理由なわけではありません。動機は本当に人によって異なりますし、タイミングも全くバラバラです。

思うのは、ならばベストな進学タイミングは自分で決めてしまえばいいのではないかということです。

自分の中から何らかのきっかけで「行きたい」という声が聞こえて、自分の状態を確認した時に「ちょっと頑張ったらいけるのでは?」とか「とにかく今行かなければならない」と思ったら、それがその人にとってのベストタイミングです。

早いからいいわけでも、遅いからダメなわけでもありません。究極的には、別にいつでもいいのだと思います。

いつがベストか分からないのだから、とりあえず受験勉強出来るなら、出来る範囲でやるだけやってみたらいいのではないでしょうか。

また多くの方は見落としているのですが「もし合格しても進学しない」という選択肢があります。

「受験する、または合格する」は「進学する」とイコールではありません。

ためしに受けてみて、受かったけど蹴る(進学しない)という選択も全然ありだと思います。受かった後のことは、受かった後に考えればいいのです。

「いつかは大学に行きたい(でもいつになるかは全然不明)」という状況をずっと引きずるよりも「とりあえずトライしてみる」ほうがはるかに精神衛生上いいですし気持ちにハリが出ます。

何よりもベストな進学タイミング「いつか」を受け身で待つよりは、そうやって自分でタイミングを作るのが一番現実的なのではないでしょうか。