社会人が大学に行くベストなタイミングとは?

「いつかは大学に行きたい」はいつ実行するのがベスト?



こんにちは。社会人大学院入試のシンナビ代表・小田恵美子(@mi_dorino)です。

★高卒で社会に出たけどやっぱり大学に行きたくなった。
★専門学校に進学して就職したけど大学がずっと気になっている
★短大に行ったけれどやっぱり四大(四年制大学)にこだわりがある
★大学を一度は卒業したけど真面目に勉強しなかったのでもう一度勉強し直したい・・・。

・・・などなど、一口に社会人の受験生と言っても、いろいろなバックグラウンドの方がいます。

全ての人に平等なのは「24時間は誰にもみな平等に訪れて、同じ速度で過ぎ去っていく」という点くらいではないでしょうか。すると当然、「社会人がいつ大学に行くか」も人それぞれ千差万別になるはずです。

各人にとってベストな進学のタイミングとは一体いつなのでしょうか。個人的な経験と周りの社会人進学者を見ていて多いのは

★今なら行ける、と本人が確信した時
★環境や様々な条件によって、『行かざるを得ない状況』になった時
★自分の中の『行きたい』という気持ちが強烈になった時
★行きたい気持ちと、行ける環境や条件がタイミングよく合った時

・・・などです。

むかし早稲田大学のキャンパスを歩いていた時、明らかに社会人学生(60代)の男性がたまたま目に入ったことがあります。

この方に「どうして今、学生をやっているのですか?」と聞いてみたら「大病をして、自分の人生を考え直した時に、大学に行くという選択肢が浮き上がってきたから」とおっしゃっていました。

ちなみに私の場合は病気ではなく、地震がきっかけでした。

大きな地震を経験した時に「これで天井が崩れて落ちてきたら、多分私は死ぬわけだけど、最後に何を考えるか?」と考えたら「大学でやりたかった勉強や研究をしなかったことを後悔しながら死ぬだろうな」と思いました。

その日のうちに、受験勉強を始めました。当時はフルタイムで仕事をしていましたが、とりあえずその日の仕事帰りに参考書を買いに本屋に行きました。

ですから前出の男性も私も、動機としては「自分の中の『行きたい!』という気持ちが強烈になった時」に該当するかと思います。

病気・天災など何らかの大きな外的要因に影響を受け、自分の中で「行きたい」という気持ちが強くなって行動した、ということです。

進学のタイミングは千差万別・ケースバイケース

もちろん、こうした「自分で制御できない外的要因」だけがきっかけになるわけではありません。動機は本当に人によって異なりますし、タイミングも全くバラバラです。

高校生と違って、社会人入試は受験生が10人いたら、10通りの動機・進学のタイミングがあります。

何らかの外的要因に誘発され、「行きたい!」という強い気持ちが起こった時、それが強固な動機となるのは間違いありません。しかし同時に、いつ何時どんな形で来るかわからない外的要因を待つというのも現実的ではありません。

ならば、ベストな進学タイミングは自分で能動的に決めてしまえば良いと思います。

自分の中から何らかのきっかけで「行きたい」という声が僅かでも聞こえた時や、自分の状態を確認した時に「ちょっと頑張ったらいけるのでは?」とか「とにかく今行かなければならない」と思った時、それがその人にとっての進学タイミングである可能性が高いです。

早いから良い訳でも、遅いからダメな訳でもありません。究極的には、別にいつでも良いと思います。また、いつがベストかは誰にも分からないのだから、「行きたい」と思ったらとりあえず受験勉強を始めてみる、出来る範囲でやるだけやってみたらいいのではないでしょうか。

進学する・しないは合格後、自分で決められる

多くの方は見落としているのですが「もし合格しても進学しない」という選択肢があります。

「受験する、または合格する」は「進学する」とイコールではありません(高校時代の受験を思い出してください。もし第一志望の学校に受かったら、滑り止めで受けた学校には受かったとしても入学しなかったはずです)。

ためしに受けてみて、受かったけど行かない(進学しない)という選択肢があります。受かったからと言って入学することを誰もあなたに強制することはありません。究極的には、受かった後のことは受かった後に考えれば良いのです。

「いつかは大学に行きたい(でもいつになるかは全然不明)」という状況をずっと不完全燃焼で引きずるよりも「とりあえずトライしてみる」ほうがはるかに精神衛生上いいですし気持ちにハリが出ます。

また、いつ大学に行くかは確かに人それぞれで正解もありませんが、若ければ若いほど可能性や選択肢が多くなるのは事実です。留学や研究職のオファーがあった時も同じ能力なら若い方が有利ですし、若ければ新しい環境の変化に適応しやすかったり知識を吸収しやすいという面は否めません。

これはある大学教授に言われたことですが「学位を取るレベルの勉強や研究をするなら、急いだほうが良い。脳は年齢とともに老化するから」だそうです。

また70代の早大OBの方から「この年になると、日々、頭脳と心の劣化と戦わなければいけない」と言われたこともあります。

何よりも、ベストな進学タイミングを「いつか来るかもしれない」「いつか条件が揃ったら」と受け身で待つより、能動的に「人生で一番若い今、行くと決める」ことは、強い動機になります。