暗記の基本はスピーディーな音読

とにかく声に出せるものは全て声に出す

「必要な知識を暗記する」というのは言葉にすると簡単です。

しかし実際にやってみると暗記事項がなかなか覚えられないことに愕然とする方が殆どです。

特に受験勉強から遠ざかっていた社会人の大学編入・大学院受験生はショックを受ける方が多いです。ここで「覚えられないのはやっぱり年齢が・・・」と言うのは簡単です。

しかし私の経験上、暗記というのは学生・社会人問わず正しいテクニックで日頃訓練しているかどうかが最重要ポイントです。

テクニックなしでむやみやたらに覚えようとしても、なかなか覚えることが出来ないのは老若男女問わず誰も皆同じです。では、効率よく覚えるにはどうしたらいいのでしょうか?

良く言われることですが、とにかく五感を使うのがセオリーです。

つまり目で追いかける黙読だけでなく実際に紙に書いてみたり、声に出してみたりと視覚や聴覚、触覚などを多く使って覚えようと試みてください。こうすると、確実に記憶に引っかかりやすくなるからです。

特に早口で音読することは効果的です。

「書いて覚える」と確かに記憶には残りやすいのですが、書く動作が入ると確実に暗記スピードと暗記量が減ってしまいます。何より暗記の作業の心理的負担が増します。

しかし音読なら声に出すだけです。筆記を用いて覚えるよりも負担が少なく暗記速度も速くなります。特に英単語をはじめとする大量暗記の鉄則は「1回1回は荒くてもいいから、とにかくスピード重視で何度も何度も繰り返し音読すること」です。

「書いて覚える」より「声に出して覚える」

暗記は、繰り返すこと大前提の作業になります。当然「書いて覚える」より「声に出して覚える」のほうが覚える時の負担が少なく継続しやすくなります。

以下は実際の自分の経験です。

受験勉強で中国語の単語を覚えなければならなくなった時とにかく効率的に暗記するため「読んで、書いて、声に出して覚える」事を意識していました。

しかしずっと続けていくうちに「書いて覚える」動作が苦痛になり、いつの間にかやらなくなってしまいました。脳は苦痛だと感じることを避けるので、これは当然です。

このため「書いて覚える」のは諦めて、「とにかく何度も音読する」方法に切り替えることで暗記を再開・継続できるようになりました。

音読することで口を動かし、声を発し、自分の耳で聞くというアクションをすることになります。つまり目で文字を追いかける黙読よりも声に出すだけで(筆記しなくても)格段に体の機能を使って暗記することが可能です。

何回も音読すれば、それだけで十分記憶に貢献してくれます。

また、東北大学の川島隆太先生によると、出来るだけ速く音読することで頭の回転速度が上がるという研究結果が出ています。スピードを重視し、粗くて良いからとにかく速く何度も音読することは、記憶力を高めるための非常に有効なテクニックです。

英単語や専門用語など、受験勉強ではいろいろと覚えなければならないことがあります。

その時に黙読したり、ただじっと凝視するのではなく「声に出して覚えることができないか」「その時にスピードを意識して速く音読できるか」ということを意識してみてください。それだけで暗記の効率は間違いなくアップします。