研究計画書は必ず人に見てもらうべき

大学院入試で合否を左右する研究計画書

大学院の試験(院試)を受ける際、多くの場合「研究計画書」の提出が求められます。

研究計画書とは「私は大学院でこういう研究をする予定です」ということをアカデミックなひな形に落として作成する書類です。

いきなり「研究計画書を作成して提出してください」と言われると、10人中10人が戸惑います。書き方が分からないからです(私も受験時はそうでした)。

そもそも書きなれていないアカデミックな書類をいきなり書いて提出しろと言われ、しかもそれが合格・不合格の判定に使われるので受験生には悩みの種になります。

研究計画書の作成で気を付けなければいけないことはいくつかありますが、その一つは「必ず提出前に誰かに見てもらうこと」です。人間は自分で自分の事が分からないのと同様、自分で書いた文章を客観的に観察することが出来ないからです。

研究計画書は第三者に添削してもらうと完成度が上がる

以前、研究計画書の添削指導をさせていただいた社会人の大学院受験生がいます。添削指導が完了した際、下記のような感想を頂きました。

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お世話になります。○○です。

昨晩、書類を提出してきました。研究計画書の▽▽の言い回しを少し修正しました。

添削していただいて気がついたのですが、自分が使う言い回しや表現が専門用語?表現?のようなものが多く、これが一般的だと思っていたのは結構危険だなあ、、と感じました。

お時間のない中、丁寧なご指導をありがとうございました。

(社会人)

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この方が最初に添削依頼された計画書は全く形になっていませんでした。そのまま提出した場合、受験先の教授に「ああ、この受験生は、大学院で研究するということが分かっていないな。研究計画書の書き方をきちんと調べて書いていないな」という印象を与えたはずです。

研究計画書を合計4回添削させていただきましたが、添削するたびに確実に完成度が上がっていきました。

最終的には最初の研究計画書とは比べ物にならない、読み手がワクワクするような格段に素晴らしい内容に仕上がりました。

人間は、自分の事を客観的に見ることが出来ません。普段当たり前のように使っている言葉は、他人から見ると「当たり前」ではないことが多々あります。

「この研究計画書を、他人が見たらどう思うか」という視点は非常に重要です。

「他人に読まれたら恥ずかしい」という感覚は捨てたほうが良いです。受験本番で、その道のプロである教授に読まれて「この研究計画書ではちょっと・・・」という理由で落とされるよりはるかにましだからです。

更に第三者に添削してもらったりコメントをもらうことで新たな気づきを得られます。気づかなかった矛盾点や過不足が分かるようになります。

研究計画書を作成したら、出来るだけ誰かに(研究計画書に関する専門知識を持っている人間に)添削してもらったりフィードバックしてもらうことを強くおすすめしています。