研究室訪問とは何か

そもそも、研究室とは何か

学生が大学院に進学する場合、必ずどこかの研究室に配属されるのが通例です。

「研究室」と言われても大学院になじみのない人間には何のことだか想像がつきにくいのですが、平たく言えば中学生や高校生の部活の部室のようなものだと思って下さい。

サッカー部にはサッカー部の部室、テニス部にはテニス部の部室が、柔道部には柔道部の部室があったと思います。その部活が研究内容に置き換わったイメージです。

サッカー部と将棋部が同じ部室で部活をすることはありえないように、大学院の研究室も専門ごとに細かく研究室(部室)が分かれています。

研究室の名称は指導教授の名前が冠せられていたり、専門の名前が冠せられていたり、その両方が併記されていたりと表記に統一性が無いので慣れないうちは混乱するかもしれません。

例えば東大の大学院理学系研究科の中にある、物理学を研究するための研究室の名称は指導教授の名前が冠せられています。具体的には、こうなっています。「○○研」とは「○○教授の研究室」の略称です。

同じ東大の大学院でも、人文社会系研究科の場合は「複数の教授が所属している、研究の名称のみ」が冠せられています。このように、同じ大学院でも表記法や名称に法則性はありません。

合格して入学してみると「なるほど、こういうものか」と研究室の実態が分かるようになるので何となく大枠でイメージだけつかめれば、心配はいりません。

しかし自分がやりたいことができる研究室がどこなのかは大学院に出願する前に探し当てておかなければなりません。サッカー部に入りたいのか、それともテニス部に入りたいのかを自分で決めるの同じです。

出来るなら、一度はやっておくべき「研究室訪問」

自分が所属したいと思う研究室を見つけたら、出来るだけやっておいた方がいいことがあります。

それが「研究室訪問」です。入部したい部室の雰囲気を入部前に覗いたり、体験入部してみるのと似ています。

なぜこれをやっておいた方がいいのかというと「研究室の雰囲気」には相性、つまり合う・合わないがあるからです。自分はこの研究室でやって行けそうか?を確認するのが「研究室訪問」の大きな目的です。

恐らくあなたと「ウマが合う研究室」「ウマが合わない研究室」があります。特に自分の指導教官との相性は確認推奨です。もし自分と波長が合わない教授の下についてしまうと、貴方も研究がしづらく教授も指導がやりづらいということになってしまいます。

これを防ぐためには実際に研究室に足を運んでみるしかありません。Webサイトやパンフレットでは、研究室の空気感や研究室の中にいるメンバーがどういう人たちなのか分からないからです。

「やりたい学問研究と指導教官との相性、どちらか一つを取るなら指導教官との相性を取ったほうがいい」と言う人もいるくらい「研究室や教授と、自分との相性はどうか」を確認するのは大事なことです。

研究室訪問の仕方は大学・専門により千差万別なので志願先が絞り込めたらなるべく早く、自分が進学したい研究室にコンタクトを取って「研究室訪問するにはどうしたらいいのか」を訊いてみることをお勧めします。