社会人に特化した最高レベルの教育プログラム・東大EMP

40代の社会人に主対象を特化した約5か月のプログラム

あまり知られていないのですが、東大には完全に社会人に対象を特化したプログラムがあります。

それが「東大EMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)」です。定員は25名程度で、Webサイトの応募条件も以下の通りです。これだけを見ると、応募基準はそれほど厳しくないように見えます。

•将来、組織を担う人材
•通訳なしで英語の講義を理解できる者

(引用元:http://www.emp.u-tokyo.ac.jp/application/index.html

このEMPは20週間で修了する、社会人を対象にした学位を提供しないプログラムです。

通常、4年制大学を卒業すると「学士」、大学院の修士課程(通常2年)を修了すると「修士」の学位が与えられますが、このプログラムを修了しても学士や修士に類する学位は与えられません。

しかし受講代金は20週間分で、合計約60万円です。このため、受講される方は必然的に限られてくるでしょう。

2008年にスタートしたこのプログラムは、将来的に組織を担う人材に対する「全人格的なマネジメント能力を形成」する目的で開講しています。公式サイトを見ると「大学で受けられる教育の最高レベル」を目指した講師陣とカリキュラムとされています。

プログラムの内容は、主に4つの柱で構成されています。

1)教養・智慧

基本となる教養・智慧は、現在所属する組織の価値観を超えて、より幅広く多面的な視野で考え、自分の言葉で語ることを通じて自分の思考・思想の基軸を確立することに資する。現代の中核課題とそれを取り巻く主要課題との関わり、また、それら主要課題間に存在する課題に言及しながら現状の分野縦割り状況にとらわれない議論を展開する。

2)マネジメント知識

マネジメント知識は企業だけでなく、官・公・民の多様な組織においてもその重要性を増している戦略的マネジメントの実践に関わるテーマを扱う。主要各国におけるビジネス環境を取り巻く政治・経済や文化の背景と最新の動向や、変革を組み立てるための「社会システム・デザイン」など、基本的に知っておくべき最先端の事象を中心に網羅し、マネジメント分野に関する全体的視点を獲得するとともに、理解が十分でなかった分野や盲点の存在を確認する。

3)コミュニケーション技能

技能に関しては、上記を支える基盤としての多面的な、特に、英語によるコミュニケーションの能力向上の重要性の再認識を目的とした基本的な訓練を行う。受講生は英語がある程度堪能であることを前提にしている。必要に応じて、自分の現在の英語能力を改善することだけでなく、現在の力で言いたいことの7割程度を表現できるような実際的訓練を組みこんだ個別訓練プログラムを外部機関により提供する。

4)東大EMPサロン

「教養・智慧」「マネジメント知識」プログラムではカバーされない、芸術、文化、教育などについて、各分野の専門家とインフォーマルな形で歓談する。(原則、月1回程度)

(引用元:http://www.emp.u-tokyo.ac.jp/program/index.html

なお、上記のカリキュラムによりトップに立つ人材を育成しようとするEMPの設立目的は下記のとおりです。

将来の組織の幹部、特にトップになる可能性のある40代の優秀な人材を主たる対象にして、これまで国内外のどこの教育機関も提供していない高いレベルの、全人格的な総合能力を形成させるような「唯一無二」の「場」を提供することを目的とする。

(引用元:http://www.emp.u-tokyo.ac.jp/about/index.html#n02

「学位は不要だが、最高レベルの教育を受けたい」という「将来のリーダー」を目指す社会人を対象にしたプログラムです。

ご興味のある方はこちらの公式サイトを確認してみてください。