受験英語対策は、とにかく「即」が鉄則

大学院入試や大学編入の英語は決して難しくない

大学院入試や大学編入で求められる英語力は、大学受験一般入試に比べたら質量ともにライトなケースが殆どです。

大学院入試の過去問を見た早稲田大学の学部3年生(大学院に進学する気は全くない学生)は「大学院入試の英語って別にむずかしくないっていうか、簡単じゃないですか?」と言っていました。

早稲田大学の文学部の一般入試で求められる英語と文学学術院の大学院入試を比べると質量・試験時間ともに明らかに軽減されていることが分かると思います。

大学の上にあるのが大学院なのですが、大学院入試の英語の方が大学入試より簡単なことが殆どです。

ですから高校時代の大学受験のイメージを大学院入試や編入試験に持ち込まない方が賢明です。大学受験一般入試と大学院受験は別のものです。入試で求められているものが違うからです。

ただ、一つだけ「大学受験時代の英語のイメージ」で、大学編入や院試に持ち込んでいただきたいものがあります。それは、英語の学力を上げるのには時間がかかるということです。

自分は、早稲田大学文学学術院の大学院入試の英語で大変な目に遭いました。勉強のスタート時、受験英語の学力はゼロだったからです。結果的に合格するにはしましたが、毎日6時間以上をひたすら英語に費やし続けました。

それでも最後は時間切れになりました。勉強計画の目算が甘く、学力が中途半端なところで入試当日になってしまった感覚でした。

ゼロから英語の学力を上げるには時間がかかる

英語の学力を上げるには時間がかかります。これは言語を習得するなら中国語でも独語でも仏語でも同じだと思います。

大学院受験のサポートを行っていると、まだ勉強を始めて殆ど経っていない受験生から「英語を勉強しているけど、学力がついている気がせず不安だ。やっぱり自分には無理なのでは・・・」と相談されることがあります。

「いやいや、受験勉強を始めたばかりでしょう。英語の学力はそんなにすぐに伸びません」といつも返します。

英語の受験勉強を始めて1週間や1か月では、学力が付いたことを実感するのは不可能です。良く言われるのですが、ゼロから勉強して英語の学力向上を実感するまでは大体3か月かかります。

多くの場合一般入試よりも高いレベルを求められないとはいえ、ゼロやそれに近いレベルから受験英語の学力を上げるのには、多くの方が思っているよりも時間がかかるのです。

大学院入試では、かなり多くの受験生が毎年英語の学力が足りなくて落ちます。もし貴方の英語力が現時点でほぼゼロの場合、この一定数の中に入ってしまう可能性が極めて高いです。

実際に、早稲田大学の大学院入試で一緒に受けた学生たち(全員早稲田大学の4年生)で「専門科目の筆記試験がある程度解けたら、英語の勉強なしでもきっとどうにかなるだろう」と思っていた学生は全員落ちていました。

見ていて「早稲田の学生なのに、英語対策していない学生は全滅か。容赦ないな」と思ったほどです。ちなみに去年は英語の学力不足で落ちて、今年もう一回チャレンジしにきたという早稲田大学OBの受験生(大学院浪人生)に会いました。

その人が昼休みに言っていた言葉を今も覚えています。「専門科目の筆記試験は、まあ大丈夫だろうけど、それだけじゃ落ちる。問題は英語ですよね。心配だ。大丈夫かな」。

英語は勉強し出してから学力がついていることを実感できるまで、数か月かかります。

自分の入試科目に英語などの語学が課されている場合、とにかく「今すぐ」に英語の勉強に手を付けるべきです。