大学院進学か、それとも大学編入か

いきなり大学院進学は可能か?

社会人入試を考慮する際、ほとんどの場合は(特に過去にどこかの大学を卒業している方は)大学院をめざします。最初から「学部への編入を考えています」という方にはあまりお会いしません。

多くの大学院(特に比較的新しく創設された大学院)は社会人学生を考慮していることが多いです。時代の要請によって生まれた新しい学問研究をする大学院が多いからです(例えばMBAなど)。

こうした「実践的」「比較的新しい」「実学」というキーワードが適用されそうな学問を修めに大学院に行く場合は「いきなり大学院ルート」で行けるケースが非常に多いです。むしろ編入というのは非効率でしょう。

また「比較的昔から存在している伝統的な」いかにもアカデミックな学問領域でも、「いきなり大学院を目指す」ルートで行けるケースがあります。

しかし中には「学部レベルの周辺知識があることが大前提なので、知識ゼロからこの大学院を目指すのは厳しい」場合があります。

問題なのは「学部レベルの周辺知識が無くても目指せる・目指せない」大学院の見分け方が一般人にはよく分からないことです。このような種類の情報は、Webサイトを検索しても出てきづらいジャンルです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

大学院か学部への編入かで迷っているなら

一番確実な方法は「自分が進学を希望している大学院の研究室にコンタクトを取って直接質問する」です。

AとBという研究室を訪問したことがあります。専門外の人間から見ると、AもBも似たようなことを研究しているように思えました。

研究室Aに「この学問分野で大学院に行くには、知識ゼロでも大丈夫なのでしょうか?」と質問したら「いやいや、そんなの絶対無理ですよ」というご回答でした。

しかし、その足で向かった向かいの研究室Bで同じ質問をしたところ、きょとんとした顔で「全然大丈夫ですよ。自分も学部は全然違う専門から来ましたけど問題ありません」と言われました。

このように、大学院入試にはWebで検索したレベルやパンフレットを見ただけでは、つまり外から眺めているだけでは分からない情報が結構あります。大学の中にいると見える情報も、学外の人間、とくに社会人には見えていない場合が多いです。

ちょっと勇気が要るかもしれませんが、ジャッジに困ったら、直接オリジナルの生情報を保有している研究室に聞くべきです。もし教えてもらえなかったとしても現在の状態に戻って来るだけ、つまりダメで元々です。

根本的な部分で不安を抱えながら受験勉強をするのは、精神衛生上よくありません。つぶせる不安や疑問は出来るだけ早めにつぶしておいたほうが、余計なところでエネルギーを取られなくて済みます。