大学院入試で求められる英語力とは?

大学院入試では高確率で英語力が求められる

大学院を受験しよう!と思った社会人の前に立ちはだかる問題がいくつかあります。

その一つが入試科目の英語(語学)です。

勿論、ひとくちに英語と言っても大学院により専門により問題傾向が全く違います。
大学院によっては「TOEICやTOEFLスコアの提出」が英語のペーパーテストの代わりになっているところもあります。

いずれにしても、受験勉強からしばらく遠ざかっていた社会人にとっては悩ましい問題です。
この「英語」という壁の前に及び腰になり「自分は英語は全然分からないから」「高校生のときから英語は苦手で」と早々に諦める方もいらっしゃいます。

試験科目に英語がある場合、ここが最初の関門です。「本気で大学院に行きたいのか? 苦手な英語をほとんどゼロから勉強してまで?」が問われるからです。

語学の試験は、それほど本気でなく覚悟も定まっていない受験生を振り落す機構として機能している側面もあるように感じます。

大学院入試で求められる英語力とは?

では、大学院入試で求められるのはどういう英語力なのでしょうか。これを知るにはまず募集要項と過去問を確認すべきです。これがすべての基本です。何度も繰り返すように、大学院入試というのは大学・専門により全く出題傾向が違うからです。

その上であえて言うと、基本的な傾向として大学院入試の英語は「英語から日本語への翻訳能力が重視されることが多い」です。

「合格後、研究することになる分野の文献を原文で読むのに必要になってくる」からです。

例えばドイツ文化を研究するならドイツ語の文献を読まなければいけないでしょうし、国際関係を研究するなら当然英語の文献を読まなければいけなくなります。そうした「研究材料として必要な情報をしかるべき海外の資料を見て読解できる」能力がしばしば求められます。

どの分野の研究をするにしても、高確率で日本語以外の文献を読み自分の専門に関連する情報を「原文で理解」する必要が出てきます。ですから「原文を読んで理解できるか」を確認するため、必然的に日本語訳の問題が多く出題される傾向になります。

勿論、それ以外に単語力を試して来たり、英作文が出題されたりする大学院もあります。

しかし全般的に「研究するにあたって読まなければいけない文献を原文で読めるか」、つまり「オリジナルの原文を読んで理解できるか」を入試で試される傾向が強いということは覚えておいた方がいいでしょう(冒頭で述べたようにペーパーテストの代わりにTOEICスコアの提出が求められるなど、もちろん例外はあります)。

志望する大学院では日本語訳が出来ればよく、それ以外の英語力は問われないという場合は「やらなくていい英語の勉強」がクリアになるため英語の受験勉強のハードルが下がりますし、勉強しやすくなります。

まずは志望する大学院の過去問の英語を数年分確認、出題傾向を把握してください。

それから「どうやって出題傾向に沿った英語力が身に付くか?」と対策を考えれば、一番無駄なく大学院の語学対策ができます。一番やってはいけないのは「とりあえずやみくもに勉強する」です。