参考書は3回繰り返すのが基本

どの分野の学習でも共通して言えることですが、一回読んだだけで参考書の内容をモノにすることはまず不可能です。「参考書を一回読んで完璧にする」前提でスケジュールを組むのはお勧めしません。

人間の脳は、全体像をまず与えられると内容を理解しやすくなると言われています。
ですから、参考書の1週目は意味が分かる・分からないは横に置いておきましょう。とにかく通して最後まで読んで「参考書の全体像」を何となくでいいので把握することをお勧めします。

本格的に内容を理解したり学力をつけるのは2週目以降からです。難易度が高いと感じたら、3週目以降からでも構いません。

「意味を理解しなくていいので、まず最初に全体を通して見てみる」ことをしておくと勉強することへの精神的なハードルが下がります。

1週目で全体をざっと俯瞰しておくと、今後何がどう展開していくのか分からないまま参考書を読まなくていいからです。「この参考書はだいたいこんな雰囲気・構成・内容なのか」を何となくでも押さえると、その後の勉強への抵抗が軽減します。

逆にお勧めしないのは「とにかく1週目から理解しよう」と意気込んで臨むことです。
未知の知識を仕入れる際に、全く未知の領域でどういう知識がどう展開していくのか予測がつかないという不安を抱えながら参考書をめくることになります。これは精神衛生上もよくありません。

また、途中で勉強を止めてしまう人に多いのは「とにかく完璧にしなくては」と最初から意気込み、初めて見るところをとにかく完全にマスターしたり完璧に理解しないと、次に進めないと思いこむパターンです。

これはどう考えても効率が悪いです。

参考書で学習しようというときは、1週目は全く分からなくても構わないくらいのつもりで、とにかく荒く最後まで読み通してみてください。それだけでかなりその参考書を繰り返して2週目の学習をする精神的ハードルが低くなるからです。

最初からとにかく完璧にしなければと意気込むよりも、同じ参考書を何回も繰り返すことを前提に、「分からなくても、また繰り返してやるから大丈夫。最後まで読んでからもう1回繰り返したら分かるようになっているかもしれないし」位の軽い気持ちで取り組んだ方が継続できます。

実際、1週目では分からなくても2週目になったら分かること、2週目で分からなくても3週目になったら分かるようになっている可能性はかなり高いです。

ぜひ、参考書は何回も繰り返して読むことを前提に着手してください。
肩の力を抜き、自分が習得しようとしている知識体系の全体像を把握することからやってみてください。