「極端な無理をしない」ことが大事

受験勉強の期間は人それぞれです。
しかし、思い立って数日の勉強で受かるような学校は(ちゃんとしたところなら)皆無でしょう。どういうことを学ぶにしても、ある程度の受験勉強期間・準備期間が必要です。

そのことを考えた時、極端に無理をしないことが大事です。
受験勉強は短距離走ではなく長距離走なので、途中で瞬間的に頑張った期間があっても最終的にゴールにたどり着かなければ意味がありません。

たとえば徹夜してまで勉強したり、エナジードリンクなどの滋養強壮剤の力を借りて「無理して勉強」しても絶対に続きません。人間には肉体と精神の二つがあります。気持ちがいくら頑張ろうとしても、体がついていけないような無茶をすると、本番までたどり着けないでしょう。

特に仕事をしながら受験勉強をしている方は絶対的な勉強時間が足りません。しかしそこであんまり無理して勉強をすると、仕事にしわ寄せが行ってしまいます。

「大学・大学院に受かったら仕事は辞めるのだから、別に今の仕事にしわ寄せが行って自分の評価が落ちても問題ない」と言う方がいるかもしれません。しかしこういう姿勢は「社会人としては失格」だと思います。そして、こういう行為や態度や思考は、必ずその人の人格に影響を及ぼします。

仕事はきちんとやる。当然、仕事の時間に隠れて受験勉強はしない。
というのを大前提にしながら、時間を切り詰めて勉強をするとなると「じゃあ、睡眠時間を削るしかない!」と思ったとします。

しかし、これもちょっと待ってください。

睡眠時間が足りなくても問題ないくらい若かったり、もともとショートスリーパー(睡眠時間が短くて済む人)ならさほど問題はないかもしれません(但し、そういう人でもあんまり極端に無理しすぎると後で悪影響が出てくるはずです)。

個人的な経験で恐縮ですが、私は睡眠時間を削って勉強した後「やってよかった」と思ったことは一度もありません。むしろ必ず後から「やらなければよかった」と思った記憶があります。

この自分の経験から睡眠時間を削って勉強する! ということをどうしても推奨できません。

「今やっているこのやり方は、ちょっと負荷がかかっているが、まあそれでも連続して出来ないことはない」というのであればいいのですが「こんなやり方は無茶だな。これを延々繰り返すことはできないな」と思うレベルの負荷をかけると、必ず破たんします。

もちろん受験勉強である以上、ある程度無理をしたり負荷を掛けなければなりませんが「無理をしすぎて途中で壊れる」「無茶をしすぎて挫折し、途中でやらなくなる」というパターンは、一番避けるべきです。

「自分に負荷をかける」なら、長期的な視点を持ってやるか・やらないかを判断してください。フルマラソンを走っているのに、ある区間だけ100メートルダッシュしても仕方がありません。

それに、極端にヘビーな勉強をしなければ! と考える前にすべきことがあります。

具体的に言うと今の時間の使い方の見直しです。どんな人でも必ず改善すべきポイント・勉強に活用できる隙間時間や無駄に過ごしている時間があるはずだからです。「無茶をする」を行動の選択肢に入れるのはその後です。