成績表は合否にどれ位影響があるか

編入試験・大学院入試ともに提出書類として出身大学(または高専・専門学校などの出身校)の成績の提出を求められます。成績表は、いったいどれくらい合否に影響を及ぼすのでしょうか。

これは、その受験生が学生なのか社会人なのかで変わってきます。

もし受験生が学生なら、当然のことながらつい最近の学問への姿勢が成績表の結果となって表れているはずですから教授は一通りチェックするでしょう。「受験生の学問への態度は熱心なのか・そうではないのか」の確認の貴重な一材料になるからです。

しかしもし受験生が社会人なら、大学時代の成績表はさほど重視されないでしょう。何故なら数年前から、場合によっては数十年前の成績表を見てもほとんど参考にならないからです。

私が社会人を約10年経験してから早稲田大学の学士編入を受けた際、「控えめに言っても優秀とは全く言えない」成績表を提出しましたが、面接試験で成績表の事については全く触れられませんでした。それよりも、筆記試験でどれくらいの答案作成ができたかというところを重点的に見られている感じがありました。

しかし、その2年後に東大の大学院入試を受けた際は、成績表について若干面接中に突っ込みが入りました。これは、その成績表がつい最近の私の学問への態度を反映していたためにそれなりに提出書類としての重要度があったためです。

この辺りは「自分が、提出書類を確認する側の大学教授だったらどう感じるか?」を想像してみるといいと思います。

またよく言われることとして、答案というのは中身を読まなくてもざっと眺めただけで「この受験生は勉強してきたな・してこなかったな」というのは採点者に分かるそうです。

実際、自分も編入試験の面接の際「この答案を見ると、それなりに勉強はしてきたみたいですね。勉強しましたか?」という質問をされました。

成績表も学生の場合はそこそこ重視されていると思った方がいいですが、「この学生は、明らかに勉強する気がなかったのだな」というのが分かる成績表(判定外や最低評価が乱立しているなど)でなければ、「成績表のせいで落ちる」などという事態にはならないはずです。

当然ながら、学力を見られる際にもっとも重視されるのは、本番の試験で作成する答案用紙の完成度です。

今から編入・院試のために授業で良い成績をとるだけの時間的余裕が残されているなら話は別ですが、評価が確定して印字されてしまった成績表は何があっても変更できません。

成績表のことで不安に駆られる時間があったら成績が悪い理由を問われた時の返答を用意しておくこと、そして本番試験の答案のクオリティを上げるための勉強に集中したほうが生産的です。