大学の学費が免除になる制度とは

多くの大学には、学費全学免除や半額免除や支払猶予などの制度があります。これは国公立はもちろん、一部の私立大学でも設けています。

参考:日本学生支援機構Webサイト「大学・地方公共団体等が行う奨学金制度」

1.大学・大学院における学内奨学金・授業料等減免制度・徴収猶予制度
2.短期大学における学内奨学金・授業料等減免制度・徴収猶予制度
という箇所を確認してみてください。対象となる大学のリストが閲覧できます。

この制度はあまり認知度が高くないので「東京大学の学費さえも、全額免除になる場合がある」ということを知らない人のほうが多いのではないでしょうか。

ちなみに自分も、東大大学院の合格発表を見に行った際に合格番号が掲示されている掲示板の片隅に「学費免除の申請を行う学生へ」という告知が出ていて「そんな制度があったのか」と、初めて知りました。

授業料等の免除

経済的理由等により、授業料等の納入が困難であり、かつ学業優秀と認められる場合には、選考のうえ、授業料等が免除または徴収が猶予される制度があります。

(引用元:http://www.u-tokyo.ac.jp/stu02/h01_02_j.html

とある通り、全員が対象になるわけではありません。

しかし、申請すれば全額免除・半額免除などを受けられる可能性があります。さらに、申請を出した時点で自動的に支払い期限が数か月先に先延ばしされます。

つまり選考に落ちたとしても、猶予期間中に学費を稼ぐことが可能です。

受験生の段階で「入学時点で手持ちの資金がゼロでも、何とかなる制度がある」ことを知っているか知らないかというのは随分大きいと思います。

私が在籍していた東大大学院の人文社会系は半年分の学費が28万程度(当時)でしたので「へえ。猶予制度を使えば、育英会(日本学生支援機構。JASSO)の奨学金を回したりして資金ゼロでも結構余裕で支払いができるな」と思った記憶があります。

自分の場合はほぼ確実に免除対象にならないだろうと分かっていましたが、とりあえず申請を出しておきました。

これで自動的に学費の支払いがずいぶん先に猶予されたので、そのお金で別の学校へ行って資格を取りました。その資格を使って働いたお金で学費を支払いました。

学費の調達を考える際、軍資金が潤沢にある場合はもちろんこんなことは考えなくてよいと思います。

しかしそうでない場合も、各種奨学金はもちろん、こうした免除・減免・猶予という制度を利用するとたとえ資金が無くても学費を払うことは可能です。

「自分の場合は免除も減免も猶予も、奨学金も利用できない」という学生の方が少ないと思います。

国・市区町村・財団などいろいろなところがいろいろな奨学金を設けていますし、成績優秀の場合は特待生扱いになる大学もあれば、大学自体が給付(返済しなくてよい)奨学金を設けている可能性も高いです。

また出身大学と進学先の大学院が同じ学校の場合、大学院の入学金は無条件で免除されるところが多いです。

これだけ多彩な支援制度があれば、その気になれば資金面でのボトルネックは解消できるでしょう。
意志さえあれば、道は開けます。

まずは、自分の志望大学に学費免除や猶予の制度があるかどうかWebサイトで調べてみることをお勧めします。