大学入試センターの盲信は危険

大学編入・大学院入試に関してまず間違いないのは、当然ながらその大学が発信している情報です。
となると、誰でも一度は志望大学の入学・入試センターや、それに類する事務局窓口などにアクセスする必要があります。

ちなみに、私立大学は下記のように入試課・入試センターなどを設けている場合が多いです。

早稲田大学入試センター

慶應大学入学センター

こういう、学部や専門分野を問わず一つの窓口で過去問などを集約してあるところがある場合は、必ず一度足を運んでおくことをお勧めします(もちろん、入学・入試センターが無い大学もあります。その場合は学部・専攻の該当窓口を訪問することになります)。

入試センター・入学センターには、たいてい紙媒体のパンフレットや入学案内などが置いてあります。
また多くの場合、過去問をまとめて閲覧出来たりコピーできます(過去問は無料でくれるところと、自費でコピーを取るところ、有料で販売しているところなどまちまちです)。

ただ、入学センター・入試センター主催で行われる入試説明会は、ちょっと注意が必要な場合があります。

ご存知の方も多いと思いますが、大学の事務局や運営側と、研究室は全く別々の動きをしています。ですから、事務局の情報と研究室の情報が統一されていなかったり、事務局側が入試について詳しく把握していなかったりします。

例えば大学祭の時というのは入学センター主催の入試相談が開催されていることがあります。これに参加すれば恐らく、窓口の担当の方が過去問を実際に閲覧しながら説明してくれたり、質問に答えてくれたり、アドバイスをしてくれます。

しかし注意しなければいけないことがあります。

入試センターの窓口担当の人は、あなたが受験する学部や専攻については素人である可能性が高いです。つまり、専門的な質問をしても答えられませんし、どんな本を使って勉強したらいいかと問われても答えられないだろうし、答えられたとしても実は間違っている場合があります。

一番怖いのは「入試センターで過去問を見ながら教わった勉強法や参考書が、入試傾向に合っていない」可能性がゼロではないということです。また、「今年は編入の募集はない」とか「志望している大学院の過去問は公開していないと言われたのに、実は公開されていた」などという話も聞きます。

入試センターは受験生のために重要な情報をまとめて提供してくれている非常にありがたい場所です。しかし入試問題の傾向とその対策に関しては、その場で得られた情報やアドバイスを盲信するのは危険です。

特に編入は受験生の人数が少ないこともあり、入試センターの担当者でも情報を把握していない場合があります。大学というのは基本的に図体が大きいので、情報伝達の統制がとれていないことが多いです。
これを大前提に動かないと痛い目を見る可能性があります。

なぜなら、窓口や受付担当の人はあくまで「大学職員」であり、「あなたがやりたい勉強や研究の専門家ではない」可能性がとても高いからです。